2012年1月10日火曜日

紀伊半島豪雨災害

 2011年9月末に、紀伊半島豪雨災害が起こった。連続雨量で2000mmに近い猛烈な雨が紀伊半島を襲った。明治22年の十津川土砂災害に匹敵する。この災害では、住民の多くが、村を去って北海道に渡った。今の新十津川町である。
 今回の災害もそれに匹敵する規模であった。特徴は、大規模崩壊と堰止湖の発生である。2次災害の危険があり、住民被害が長引いている。また、河川内に大量の土砂が流入し、洪水と土砂災害の複合災害が起こったところもあった。また、大規模崩壊がメランジといわれる割れ目の多い流れ盤岩盤で起こっているのも特徴といえる。今後の課題である。

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