2012年3月18日日曜日

地下水の影響

トンネルを掘るとが起こることがある。特に、トンネル掘削中は邪魔になる地下水を意識的に抜くのでなおさらである。日本で近代的なトンネル掘削のさきがけになった丹那トンネルではトンネル直上にあった丹那盆地の井戸や河川水が涸れ、大きな問題になった。当時、そのような事例は少なく、井戸枯れがトンネル掘削に原因があるとわかるまで多くの時間を要している。その後のいろいろな経緯はあるが、現在はトンネル掘削では、事前に河川水量や井戸水の調査を行い、その対応をすることになっている。トンネル掘削後はある程度地下水は戻るので、水涸れは緩和する。
では、地表にある植物はどうなるか、今のところトンネルを掘って木が枯れたという話は聞かない。植物は天水から供給される土壌の中の水を使っているので枯れないのであろう。

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