2007年7月に中越沖地震が起こった。中越地震、能登半島沖地震に続いて、中越沖地震が発生した。すぐに現地に向かう。ここでも、内陸部の被害は少なく、被災地は海岸沿いに集中していた。
柏崎市、刈羽村の調査から始める。路面が正弦波のように波打った場所があった、地震波が化石として残った格好である。いろいろなものがあるものだ。ここでは地盤の液状化や側方流動も発生していた。3年前の中越地震で被災したお宅が自力で家を建て替えたが、そのとき谷埋め盛り土のすべりや液状化防止のために地盤排水工(暗渠工)を施工した。このお宅は、周りの家が被災したにもかかわらず被害がほとんどなかった。対策工が有効であることを身をもって示したものである。
また、大規模宅地の谷埋め盛り土のすべり防止の法律が出来たが、その始めての適用例が今回行われた。対策は、先にしめした地盤排水工であった。、今後の成果を期待したい。
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