地震災害が続いたが、豪雨土砂災害も牙を抜いた。2009年7月に山口土砂災害が起こった。防府市を中心とする限られた地域だ。風化花崗岩の表層崩壊が多いが、中規模の崩壊もありいずれも土石流に移化している。老人ホームの被災地はそれを象徴していた。谷の出口は土石流の危険がある。新しく建てられる建物はどうしても危険な空き地に来てしまう。昔から土地利用には知恵がある。常時と非常時の転換ができる訓練や教育が必要と感じた。ここでは、流域の砂防堰堤が多くの流出土砂を受け止めていて、溢れた土砂による災害が目立った。ハード対策は効果がある。しかし、すべてそれに頼るのは危険である。減災のソフト対応も大事である。
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