2011年8月9日火曜日

おばあちゃんからのメール

 メールが来た。若い娘さんからである。田舎のおばあちゃんが突然裁判に訴えられて困っている。助けてくださいという内容である。すぐに話を聞いて東京郊外のおばあちゃんところに行くことにした。


ひとり暮らしのおばあちゃんのお家は簡素な農家で、裏山に畑を持っている。ここから土砂が出て、隣のおうちに迷惑が掛かっているという説明。一緒に急な坂を登って裏山に向かった。おばあちゃんは元気。先導され、到着した畑はきれいであまり土砂が出ているように見えない。
ところが、畑下の崖を見ると湧水跡を示すパイピングホールがあり、崖を削って土砂を吐き出した跡のガリーが出来ている。ここが悪さをしていますね。この崖は、おばあちゃんのものと聞くと、いいえは他人のものと平然と言う。

あらあら、じゃあ、おばあちゃんに非はないよ。安心しなさいと言うことで一緒にお昼ご飯をいただいて、かえった。
至急に、裁判所宛の地盤意見書を書いて送っておいた。少し間があったが、裁判は相手が訴状を取り下げて難儀はなくなりましたという御礼の連絡が来た。いつもの道路や河川などの固い仕事の合間の問い合わせであったけれど、やってよかったなーと。深夜の事務所で一息ついた。

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