2011年8月24日水曜日

暑かった技術士の試験

 技術士の試験はむつかしい。今は、かなり緩和したが、昔の技術士試験は、大学を出て7年の修行が必要で、試験は、暑い8月、冷房のない教室で1日受験。水筒・うちわ・手ぬぐいが3種の神器でプラス愛妻弁当があればさらによい。答案用紙に書く分量も半端ではなく、手が止まったらおわり、ひたすら升目に文字を埋め続けないといけない。しかも、その内容がわかりやすく、論理的で、最新の技術内容を盛り込んでいないと合格しない。後日、筆記試験の合格者のみに口答試験があるのが厄介だ。最後の関門の口答試験で落ちると、暑い筆記試験からまたやり直しである。何で!といいたくなる。
 さてさて、私も何度も辛苦をなめた。技術士試験は、専門分野ごとに受けるのが鉄則で、お医者さんや弁護士さんのように受かればその分野のすべての資格を得るものではない。それで、他の技術分野にも興味があり、資格を取ろうとすると、また、1からその分野の試験を受けることになる。
 もう2度と試験は御免という気になる人が多い。私もその気でいたが、さらに3回受験することになる。
 咽元過ぎると暑さをわすれるとはよく言ったものだ。あっ!熱さの間違えか。真夏の試験はもういやである。

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