今のところ、難関の技術士を一旦取れば、よほど悪さをしない限り資格は継続される。でも、それでよいのだろうか。技術士の資格は出発点で、それから技術の研鑽を続け、自分は何が出来るのか、何をやりたいのかいつも考え続けないといけない。継続は力であるが、努力がいる。それが出来ない方は、技術士を受けないほうがよい。我々はプロなのだ。アマチュアの技術者とは違う。
そして、時に広く、時に深く技術力を磨かないといけない。今、自分の専門分野はどのような位置になり、どのように進化しようとしているのか、日進月歩の技術を把握し、あるときはその先端にいないと意味がない。
確立した技術や技術マニュアルに固執する技術者は、多い。それを否定する訳ではないが、それは、知っていて当たり前。本当の科学技術の解決はそれでは出来ない。複雑な現象を取り扱う場合や、未知の現象が起こることもある。それをどのように解決していくかが、本来の技術士の役割といえる。
そのような問題を解決した時、本当に技術士でよかったと思う。
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