2011年8月18日木曜日

裁判

 最近ではいろいろな裁判に係わることが多くなってきた。社会資本整備という本当に堅い仕事をお手伝いし続けて30年以上。道路・鉄道・河川・電力線・上下水・電話線などのライフラインの建設やメンテ、大型施設の建設やメンテ、地すべり・崖崩れ・土石流・地震・火山噴火などのいろいろな自然災害の調査や対策の立て方、森林整備や環境保全などよくやってきた。自然災害が発生したときは、待ったなしで、翌日には現場に直行したこともある。
 合間を縫って入ってくる裁判の仕事は、手間隙はかかるが、刺激的で知識も増える。ここのところ、都内や鎌倉、横浜、町田、中国地方などの訴訟の意見書・鑑定書を書いている。科学的に正しいことしか書かないので、うまく行くとき、残念なときもある。自然はうそをつかないし、何事も勉強である。
 最近、技術者もひとつのことにこだわっていると大きくなれないような気がしている。私も地質を出発点して、土木技術から防災技術、環境技術そして総合監理技術へ専門を広げている。自分のコア技術は忘れてはいけないが、専門を広げる努力も必要である。

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