大きな企業には、多くの技術者がいて、その頂点にいるのが技術士だ。技術士の中でも分野が分かれていたり、経験や技術力の差がある。人をみて仕事を頼まないといけないが、技術士なら基準内の対応は可能だ。ただ、企業にいるとどうしても会社の名前で仕事をするので、弁護士さんや医師のように自分の名前で仕事をしているという意識が少なくなる。大きな企業だと人間関係も複雑で、将棋の駒のように動かないといけない苦労がある。その反面、社内には優秀な先輩技術士や他分野の技術士がいて相談に乗ってもらったり、共同で作業し大きな成果を出すことができる。社内でどのように業務を進めるかは、本人の意思と周りの人たちの関係できまる。
もともと技術士は、独立して仕事をするように作られたのであるが、現在は、企業内技術士が圧倒的に多い。よいことかよくないことかよくわからない。私も企業内技術士として出発し、そのころは技術士の登録はしたが、技術士会の会員にはならなかった。現在、独立して技術士会の会員になっている。技術士会にいろいろと問題点はあるが、個人の技術力を売っているのであるから、医者や弁護士のように登録者全員が技術士会に入るべきと思う。
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