想定外ということがよく言われる。自然現象の壮大さとも取れるし、責任逃れにも取れる。想定外って何だろう。
自然科学をやっていると、自然の大きさや未だわからないところが見える。つまり、人間の限界や自分の想定を超えることがおこるだろうといつも思っているのである。しかし、工学では、人間に必要な施設などを設計する必要がある。ここで、想定が入らざるを得ない。部材の強度はある程度予想できても、自然の外力は設定しにくい。それをえいやーと決めたとして。それが一人歩きする。いつも自然の外力はえいやーと決めたものだという理解がないと想定外の問題に落ちる。いろいろな施設の設計が、そのように決まっているので、設計者だけでなく、国民みんなが、施設の安全性をそのような想定内で作られるものだと考えていく時期に来ていると思う。
自然に絶対や100パーセントの安全はない。当たり前のことである。そして100パーセントのものは、人間はいつか死ぬということである。
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