2011年11月26日土曜日

水俣豪雨災害

 水俣地方は、豪雨災害が多い。過去におきな災害があり、その復旧が終わったばかりである。この時には、安山岩からなる大きな崩壊が土石流を引き起こした。幸い下に砂防堰堤があり、被害を少なくしていた。
 200410月、今回は少し離れたその北方の沢の災害であった。湿舌といわれる雨の通り道が続いたところである。地質は前と同じ安山岩がキャップロックで分布する斜面で大きな崩壊が発生した。この崩壊をきっかけとして大規模な土石流が発生した。多くの方が土砂に埋まった。実際被災した方は、以外にも沢の高台の方である。沢沿いの低地の方は夜間に避難し、家はなくなったが無事であった。沢より10mも高いところに住んでいた方の避難が遅れたのだろう。
 通常の土石流の規模なら大丈夫な箇所で、想定を越える大規模な崩壊が起こったことになる。災害のハザードマップを作るのは出来るが、実際にそれを活用して逃げるのは難しい。

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