2011年9月10日土曜日

会社に入っての地質調査

 女房との結婚で、研究者を辞めて赴任地岡山の会社に入る。この時、タバコをやめてドクターを辞め決心をした。地質調査をする会社で、とんでもないほど忙しかった。徹夜、夜2時3時帰宅は当たり前、夜中心配した女房から電話が掛かってくる。1年273日出張の年もあった。でも残業はいっさいつけなかった
 業務は、公共事業中心の手堅い仕事が中心である。世の中、ちょうど高度成長期で、忙しいが、多くの優秀な仲間や上司と出会えて楽しかった。始めのうちはボーリング屋さんと呼ばれながら、長大橋、ダム、地すべり、トンネル、水資源開発、建物の基礎など何から何までやった。地表踏査・水文調査・物理探査・検層・原位置試験・ボーリング・サウンデイング・室内試験・地すべり解析・斜面対策工の設計など土木地質や防災地質・環境地質に係わるハードソフトの業務のほとんどを経験した。
 泥臭い仕事が多く、自分は鈍行列車で走っているが、大学院を一緒に出て他の分野に進んだ同期は、華麗な新幹線で走っているように見えてへこむ事もあったが、何事も、経験である。この経験が、後の技術士の業務をする中で大きな力になっている。

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