2011年9月24日土曜日

土柱の上のカモシカの親子

 これも、富山の話である。深山に入ると草も生えない崖に出る。やせ尾根のとんがった崖の上にカモシカの親子が見える。傾斜は80度はあるだろう崖の上である。よく登ったものだ。感心しているとじっとこちらを見て様子を伺っている。
 昔、南アルプスを調査したとき、尾根を登っているとき、50mくらい先を等距離で様子を見ながら付かず離れずでカモシカが移動していたことがある。また、身延山の近くで、上にいたカモシカが足で岩を落としてきたことも思い出した。間一髪飛びのき、難を逃れたが、なかなかのものである。東北青森の海岸線近くでは、標高が低いのにカモシカに出会ったことがある。なぜこんな低いところにいるのか、違和感があった。カモシカにはよく会うが、なかなか好きになれない。

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